漬物にはたくさんの種類がありますが、みなさんは全部知っていますか? 食卓を彩る漬物は、土地の風土や食文化が現れる身近な食べ物です。 各地方での習慣、気候などで漬け方が違うため、欧米のチーズ並みに種類があるといわれています。
ここでは、漬物の種類となり田のおすすめ商品をご紹介します。
漬物の種類は副材料で決まる?
漬物でよくおこなわれる分類方法は、漬けるときに使用する副材料です。 副材料として、塩・ぬか・酒粕・みりん粕・醤油・麹・みそなど、さまざまなものがあり、これらに応じて種類が決まります。
そして漬け方は、「期間」で分類することもできます。
一夜漬けと呼ばれる塩漬けや酢漬けなどは、副材料の成分で味が変わりますが、この一夜漬けの漬込み期間は半日ほどです。他に1日~2日漬ける即席漬け、2~3日~2週間でできる当座漬け、1ヶ月~2ヶ月、場合によっては5年~6年貯蔵する保存漬けも存在します。
漬込む期間が短いほど食材の生の食感を楽しむことができ、長く漬込むものは塩分の濃度を高められます。
短時間で漬け込む「浅漬け」
茄子や胡瓜などを調味液に短時間漬けてつくる「浅漬け」。 即席漬けや一夜漬け、お新香もこの「浅漬け」に分類されます。 塩漬けした野菜を使って漬込むこともあります。
※塩漬け・・・「塩漬け」とは、野菜などの食べ物を長期保存したり味付けしたりするための方法。塩分濃度を高めることで、細菌の繁殖を抑えられます。
人類最古の食料の貯蔵方法ともいわれています。「塩漬け」すると、野菜のかさも減るので、たっぷり食べられるのも嬉しいですね。
京都なり田の「浅漬け」おすすめ商品
あっさり胡瓜
漬物の代表格です。あっさりと漬込むことで、胡瓜の食感をそのままにどこか懐かしさを感じるような、そんなお味に仕上げています。
長いも山葵&小町
長いもを一口サイズにカットして、ピリッとわさび風味の味付けにしています。ビールやお酒のお供に最適!小町は梅酢で漬けています。
色合いも鮮やかなので、食卓を華やかにしてくれます。
瓜(5月~8月頃まで)
夏はやっぱり瓜で決まり!瓜のパリっとした食感を楽しみながら、夏の訪れを感じる逸品です。涼しげな色の瓜は、猛暑の夏にもぴったり。
ご家庭でも人気の「ぬか漬」
「ぬか漬」とは、ぬか床に野菜などを漬け込んで作った漬物のこと。 ぬか床は、米ぬかに塩や水を混ぜ、乳酸菌醗酵させたものです。
京都なり田の「ぬか漬け」おすすめ商品
水茄子(6月~8月)
旬の漬物の中でも、圧倒的人気を誇っています。実は、きざみすぐきよりもよく 売れています。
朝採りした泉州の水なす1つをたっぷりのぬかと合わて お届けしています。食べ終わった後も、ご家庭のぬか床に足すことも可能です。
胡瓜などの野菜を漬けてもらえば、次の日には美味しく漬け上がります。
なり田の商品で、ぬか漬は水茄子だけ。ぜひ一度ご賞味ください。
「粕漬け」
「粕漬け」とは、お酒を搾ったあとにできる酒粕やみりん粕に野菜などを 漬込んだもの。程よい甘みや塩気が楽しめる漬け方です。
京都なり田の「粕漬け」おすすめ商品
賀茂茄子粕漬(本店限定)
酒粕で漬込んだ賀茂茄子は、芳醇さと濃厚な深い味わいが特徴です。
奈良漬のような独特のクセがありますが、奈良漬が苦手な方はぜひクリームチーズと合わせて召し上がってみてください! まろやかさとコクが生まれて、白ワインとの相性抜群のワンランク上の酒の肴に。
こちらの商品は、数に限りがあるため上賀茂本店のみでの取り扱いとなります。
「酢漬け」
「酢漬け」はその名前の通り、野菜などを酢に漬け込んだもの。
漬ける酢には、塩や砂糖、醤油などの調味料や唐辛子などの香辛料を加えることもあります。
京都なり田の「酢漬け」おすすめ商品
秋みょうが(10月~11月頃)
秋みょうがを酢漬けで仕上げました。みょうが独特の風味が際立ちます。 サラダや副菜の付け合わせとしてもご利用いただけます。 さっぱりとした酢の酸味が、箸休めになります。
鼻にツンとくる辛さ「辛子漬け」
「辛子漬け」は、野菜などを塩漬けしたのち、辛子やお酒、麹を混ぜたなかに漬け込んだもの。
おすすめ商品
賀茂茄子からし漬
賀茂茄子と胡瓜を塩漬けし、特製の和芥子床で熟成させました。鼻にツーンと抜けるからしの辛さがクセになる一品。
焼酎が好きな人は、間違いなくこの味わいにハマります。
「醤油漬け」
醤油に調味料や香辛料を加えて、野菜などを漬け込む漬物「醤油漬け」。 塩漬け、または乾燥させた野菜などをさらに漬込んで作る漬物です。 代表的なもので、福神漬けや松前漬けなどがあげられます。
京都なり田「醤油漬け」おすすめ商品
ごぼう醤油漬け
ごぼうの食感はそのままにあっさりと醤油漬けにしました。お酒の肴にはもちろん、日々の副菜にも最適です!
包丁いらずなのも嬉しいですね♪お弁当のおかずにもどうぞ。
きのこ醤油漬
しめじと舞茸、エリンギをたっぷりと使用し、七味をきかせた醤油漬です。そのままでも美味しいですが、おすすめはお米と一緒に炊いて、炊き込みご飯風。
パスタと絡めて、創作パスタとしても、美味しくお召し上がりいただけます。
さいごに(まとめ)
漬物の種類は、ここに紹介しただけではなく地方によって多種多様。浅漬けやぬか漬といった馴染みのあるものから、少し癖があり、粕漬けやからし漬といった好きな人にはたまらないものまで・・・。
みなさん自身で好きな野菜や漬け方を見つけてもらえたらと思います。 そして、少しでも漬物に興味をもってもらえたら嬉しい限りです。