こんにちは。京都上賀茂の漬け物屋「御すぐき處京都なり田」です。

今回は、大阪の泉州地域の特産野菜である水茄子をみずみずしく漬けた「水茄子ぬか漬け」をご紹介します。

夏の時期限定の商品で爽やかなうまみが、ほてった体に深く染み入るお漬物です。

このお漬物が人気な理由は、水茄子まるごとひとつをぬかつきのままでお届けすること。

このぬかを使えばご家庭で簡単にぬか漬けを作ることができます。さまざまな健康効果が期待できる発酵食品であるぬか漬け。発酵食品を日常的に取り入れたい方におすすめです。

水茄子のぬか漬けのお召し上がり方

水茄子

こちらが京都なり田 夏の人気商品の「水茄子ぬか漬け」です。
(1個入り¥594、賞味期限約6日)

水茄子は一般的な茄子に比べて水分量がとても多く、生で食べられるほどにあくが少ないことが特徴。
そのみずみずしさとやわらかさを活かし、ぬか漬けにするのがぴったりなお野菜なんです。

水茄子

袋を開けたらやさしく水茄子を取り出しましょう。表面を軽く洗ってぬかを落とします。水気を拭いてお好みの大きさに切り分けてお召し上がりください。

水茄子

おすすめの食べ方はへたに少し切り込みを入れて、そこから縦に割いて分けること。こうすることで水茄子のやわらかい肉質を存分に味わうことができます。

ぬか漬けは漬け具合によって味に大きく変化が生まれます。

あっさりとした味がお好みなら、なるべくお早めに取り出して。
しっかりと漬かった濃い味がお好みでしたら、数日おいてからどうぞ。

少しお醤油を垂らしたり、七味唐辛子をあわせるとぐっと風味が増します。かつお節やわさびとも好相性です。夏限定、京都なり田の「水茄子ぬか漬け」をぜひお試しください。

お手軽!余ったぬかで、ぬか漬けに挑戦

なり田の「水茄子のぬか漬け」が漬かっていたぬかを利用して、自家製ぬか漬けを作ることができます。簡単なので是非試してみてください。

基本的な漬け方は、お野菜に塩をしてぬかに埋めて待つだけ!

ご家庭にすでにぬか床がある方は、このぬかを混ぜることで味に変化が出たり、ぬか床の状態を整えることができます。

美味しく召し上がっていただくために、注意していただきたい点がいくつかあるので、順を追って説明していきますね。

ぬか

ひとつの商品に入っているぬかはこれくらいの量。小さめの容器やポリ袋がいっぱいになるくらいのたっぷりの量が入っています。

ぬか漬けはご家庭で漬けられることが多い人気のお漬物ですが、実は大変奥深いものなのです。ぜひこちらの記事や色々な情報を参考にお好みのぬか漬けを目指してみてください!

きゅうり

今回はきゅうりを漬けていきます。手に入りやすく、短い漬け時間で出来上がるので、まずはきゅうりで試してみるのがおすすめです。

きゅうりは切らずにそのままでも漬けることができますが、容器や袋に入りきらない場合は切っても問題ありません。軽く水洗いした後、表面のいぼが気になる場合は皮を薄く切ると食感がなめらかになります。端の部分はあくが多いので切り落とすとよいでしょう。

次にきゅうりに塩をします。

少し塩を振ってもむだけでもいいですし、まな板に振って転がす板ずりなど様々な方法があります。色々な方法を試して好みの仕上がりを探してみてください。塩をした後は出てきた水気をしっかりと拭いてから、ぬかに入れるだけです。やさしく埋めるように置いた後に表面が出ないようにぬかをかぶせます。

冷蔵庫で1日ほど、常温なら半日で漬かります(季節によって調整が必要)。

最初はあっさりめに漬けて、物足りなければ漬ける時間を伸ばして。お好みの漬け具合を探りながら加減を調整するのも自分でぬか床を管理する楽しみのひとつです。

今回は冷蔵庫でひと晩漬けてみました。取り出したものがこちら。

表面を水で洗ってぬかを取って薄くななめに切ります。

ぬか漬けといえばこれ!さっぱりとした酸味ときゅうりのぽりっとした食感がいいバランスに仕上がりました。薄切りが主流ですが、あっさりめに漬けて大きめにごろっと切ると、ぽりっとぱくぱくと食べられるのでおすすめです。自分で作るからこそ、好みに合わせて調整できることができます。

乳酸菌をはじめ、さまざまな菌類のちからで複雑な味わいを醸しだすぬか漬け。

同じぬか漬けでもご家庭やお店によって味わいに違いが出るのが特徴です。

ぜひなり田のぬかをベースに、自分好みのぬか床を育ててみてはいかがですか?