こんにちは。京都上賀茂の漬け物屋「御すぐき處京都なり田」です。

今回は、昔ながらの製法を守って丁寧に漬け上げた「大原紫葉」をご紹介します。その潔い原料と製法からは想像のできない滋味深い味わい、ぜひ一度ご賞味いただきたいお漬物です。夏の時期には色鮮やかなでさわやかな酸味の新漬けが出来上がります。

商品について

こちらが「大原紫葉」です。

大原しば

 (110g ¥648 賞味期限約60日 常温保存可能)

味だけでなく色も香りも最高級とされる京都大原の赤しそと茄子を塩だけで漬け込み、発酵させてつくるしば漬けです。

少し大きめに刻んでいるので、まずはそのままで乳酸発酵の深い酸味と赤しその香りを味わってみてください。なすのしっとりとしたやわらかさに背筋が伸びるような酸味と清涼感のある香り。

一般的な食べやすく味付けのされたおいしいしば漬けとはまた違い、昔ながらの製法だからこその滋味深さを感じることができます。

酸味が強く感じる方はお醤油を少し垂らすとまろやかになり食べやすくなります。

素材へのこだわり

京都・大原は京都市の北東部にある地域で、昔から赤しそが栽培されてきました。

大原のあかしそ

気候をはじめ、さまざまな好条件が重なり、たいへん品質のよい赤しそが育つそうです。

独特の清涼感のある香りはペリルアルデヒドという成分によるもので、さまざまな薬効が注目されており、暑さで体調の崩しやすい夏にぴったりの優秀なお野菜です。

今では自家製の梅干しやしそジュースに使うためにも人気なんだとか。 なり田の「大原紫葉」はこの大原の赤しそが主役のお漬物です。

この赤しそと国産のなすと塩、それだけで生まれる発酵の豊かな酸味と香りは、昔ながらの製法だからこそ楽しめる味わいです。

新漬けについて

毎年8月ごろにはこの「大原紫葉」の新漬けが漬け上がります。
色はよりいっそう明るく、さわやかな酸味を楽しむことができます。

(2024年8月新漬販売開始しました!)

おわりに

いかがでしたか?「大原紫葉」は調味料不使用の無添加のお漬物ですので、素材にこだわりのある方や、京都の深い伝統を楽しみたいお客様におすすめの一品です。

なり田ではこの「大原紫葉」のほかに、「味しば」、「賀茂志ば」、「賀茂志ばきざみ」というしば漬けをご用意しています。

同じしば漬けでも、お野菜や漬け方、仕上げ方によって違った味わいが楽しめます。ぜひ食べ比べてお好みのしば漬けを見つけてみてください。

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